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2017年04月19日

きむちんからのお手紙 − 2017年4月号 −

きむちんからのお手紙 − 2017年4月号 −

風薫る若葉の季節になりました!
毎年のことですが、今年も福岡城の桜は…見事に咲いてくれました。花見っていい風習ですよねぇ。皆さんも桜はたくさん楽しみましたか?いやいや楽しむのはこれからだよ⁉と仰言る地方もあるでしょうね^_−☆日本の春景色は本当に素敵です‼
さてそろそろと申しますか、近年のサポーター手紙は「気の持ちよう」をテーマに書いておりますが、ここら辺でちと纏めをしておきましょう♪日本人ならではの感覚「肚(はら)」。そう、”肚を括る”とかって時の「肚」ですね!そこは、各々産まれながらにして各自の個性を司った、神さまのお住い”神社”であります。その神社である「肚」に、様々な現象・事象からの意を汲みとり、「肚」にしっかり落とすことが叶いますと、「肚」がどっしりと据わります。
過去、ヒマラヤのプロクライマーであったきむちんが、縁あって富士山八合目の天拝宮並びに烏帽子岩神社の神職にさせていただき丸3年。
登ろうとも登らずとも、日頃より富士山の御加護を受け、わたくし如き者ながらも天地平安・萬人安福を願い「他がために祈る」を実践させていただいている身であります。そのわたくしの私見ではありますが日々の『祈り』の中で、これだけは「肚」に落としていただきたいと思いますのは「肚」のお役目です。
富士山とは、誠によく出来た御山でさすが日本一と言われて当たり前の存在ですが、これがまた奇しくも3段階に分かれます。





①”頭を雲の上に出し”の頭を八合目とし、 ②胸を突くような登山を強いられる草木も生えぬ五合目からの異界と、③人々を「肚」で包み癒してくれる樹林に覆われた一合目からの青々とした大海原。

富士山を”ひと”に例えれば、
①八合目〜お頂上 (頭の比率1)『欲』を司る”頭”の欲を消し、冷静な判断を授けていただけます。
②五合目〜八合目(胸の比率2)『情』を司る”胸”から哀しみ・悲しみ・苦しみ・不平・不満・怒りを取り除いて、途惑いを無くしていただけます。
③一合目〜五合目(肚の比率3)万物が一に帰すところの”肚”の神社、そこは『宇宙が生まれた元の気』との合一を成していただけます。



“ひと”の比率も当(まさ)に、その冨士の御山全体の比率1:2:3と見事に重なっております。ですから…我々は、その比率に沿って唯生き延びていれば宜しいのではないでしょうか?生命(いのち)は、宇宙が創造し大自然が育んだものであります!しかしよくよく考えてみると、ひよっとしてその宇宙すら生み出した、わたし達からすれば到底逆らいようもない、途方もない、途轍もなく大きな存在があるはず!?なのではないでしょうか‼ 
これは科学であり思想のお話です。むやみやたらに”幸せさがし”をしてませんか?
欲や情に支配されてはいませんか?そんなことは、どうでもよいことです!少なくとも、東に…今日が”満ち足りた日でありますように”と唯ひたすら願い、西に…今日も “無事に過ごせました”と唯ひたすら感謝して日々を送ってさえ入れば、必要なときに必要なものを『元の気』と通じた「肚」の神さまは必ず運んで来ていただけます‼ご自身を中心軸に、立体的に冨士の御山をイメージしてください。体全体がすっぽり冨士の御山に入れますか?これさえ出来れば必ず「満ち足りた日々」が手に入ります。
どうか己が「肚」を信じて、己が「肚」に委ねて、己が「肚」をお護りください。欲を1にし、情を2にし、肚を3として、常に気の安定を保てば、あなたは常に「成るように成る」のです!冨士の道は、ひとの道。天空の巡礼道に、二拝二拍手一拝を‼

きむちん WED 19/04/2017