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2018年03月12日

きむちんからのお手紙 − 2018年3月号 −

きむちんからのお手紙 − 2018年3月号 −

こんにちは皆さん、お元気ですか。
あれから7年なんですね…
あの時、家内のお腹の中で震災を体験した息子は、
この4月には小学校1年生。
3月11日は、全国のいろいろなところで、
いろいろなかたちで”祈り”が行われました。



9月1日は「防災の日」。
1923年、今年で95年目を数える関東大震災に因んで
1960年に制定されたそうです。
死者・行方不明者は、東日本大震災を5倍以上超える
10万5千人だったといいます。
また1月17日のことも思い出さずには要られません。
1995年、今年で23年目を数えた阪神・淡路大震災は6千名を超える死者を出しました。

暗に風化させたい訳ではないのに…
わたし達の脳は、辛いことを「忘却」という手段を持って過去のものとしてしまう。
悲しみ、哀しみは、強く生命力を奪うものです。こうして書く手段(表現)を持って、
奪おうとする力と対抗しうる力を授けていただいているわたしは、まだ幸せ者ですね。

ひとは、命を得て天命を全うするまでに、目を覆いたくなるような、
たくさんの現実を受け入れてなくてはならないように出来ております。
自分自身の”死”もその一つなのかもしれません。

誰か知らないひとの死と、身近なひとの死を比較する意味はありません。
また死と重い障害を比較する意味もありません。
また肉体的な重い障害と精神的な重い障害を比較する意味もない。

切ないなぁ。。
感情のやり場がない!

安心や安全なんて、なんて不安定で不確かなものなんだろう。
生きるって、毎日が「奇跡」的なことであり、毎日が「有り難い=ありがとう」なことなんですね。
現実から何を学び、何を伝え、何をして行くのか!!!
今更ながら、逞(たくま)しく生きる決意を固めました。
※2年前の熊本地震。まだ1万8千戸余りの方々が仮設住宅に住むことを余儀なくされています。
※2月のタンカー事故を原因とする燃料油の漂着とその処理。
鹿児島県の島嶼部では未だに格闘が続いています。


きむちん MON 12/03/2018