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2020年01月19日

地球規模で考える ちょっとむずかしい話

地球規模で考える ちょっとむずかしい話

環境を考えるときに考えたいのは、質と量の関係です。
生態系への負荷を考えて、質の良いものを選んでも大量に使わなければならなかったら、その分、原材料や資源をたくさん使うことになってしまいます。
だから「海へ…」は、原材料や水の使用量を減らし、少量の洗浄成分でも効果が高く、より多くの生物と共有できるよう作りました。
  

1.洗浄剤の削減

「海へ…」は、水量30リットルに対して約5mlと、今までの洗浄剤からは考えられなかった使用量の目安を掲げています。その結果、500mlで洗濯100回分と1回のお洗濯で使う洗浄剤の量を大幅に減らすことができました。
コンパクトさは、輸送中の排気ガスや二酸化炭素の抑制につながります。
 

2.洗浄力のアップ

界面活性剤を微粒子化するというナノテクノロジー(分子や原子をナノ[nm:1メートルの10億分の一]単位に細分化する技術 )により、少量でも優れた洗浄力を発揮できるようになりました。
「海へ…」の洗浄基剤は、油と水を乳化(うまく混ざり合うこと)させ、水溶化するというもの。微粒子化された界面活性剤により油が取り込まれ、油そのものも細分化されます。
油分の再凝集(一度ひきはがした油が再度こり固まること)もないので、水の再汚染を防ぐことが出来ます。
 

3.環境への負荷を軽減

微粒子化された界面活性剤により油そのものも細分化されるため、微生物による分解のスピードも、ものすごく早くなります。微粒子化された界面活性剤自体も、すばやく生分解されるので、環境に負担を掛けることはありません。
 
界面活性作用が優れている上に油分を分解する、なのに界面活性剤濃度が洗濯水30リットル中洗浄成分0.8mlと極端に薄い・・・通常の約1/30(一般的には約25ml、界面活性剤の濃度がある程度高いほうが、汚れ落ちがいいとされています )。
それまでの常識では考えられなかった洗浄剤です。
 

■資源の問題

世界中のココ椰子を集めて、石けんをつくったとします。
家中・体中、石けんを使うとして、果たして何人分の原料が確保できるでしょうか?
 
答えは約1億人分。もちろん、人類みんなで共有することは不可能です。「海へ・・・」の生産方法なら100億人分(世界人口は約70億人)の洗剤をつくることが出来ます。
資源に乏しい先進国も原料供給国もみんなで分配可能ですよね。
 
そして、ココ椰子の不足が原因で熱帯雨林が消失していることをご存知ですか?
ココ椰子の親戚である、栽培可能なパーム椰子のプランテーション化が進み、地球温暖化の促進、先住民の村の消失、児童労働、象や動物たちの絶滅危惧、川の農薬汚染が問題化しています。
 
将来、地下資源に頼らず「人類と自然が共存できる」持続可能な社会をつくるためには、あらゆる分野で未来をHAPPYにする技術開発を進める必要があるのです。「海へ…」は、洗浄剤分野でのまず一歩です。