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PROFILE

きむちんプロフィール

本名:木村正宏
発明家/環境活動家/富士山八合目神職
(有)がんこ本舗代表/(株)dochaku 取締役会長
小学校4年生から独自に発明ノートを書き綴り…
そこから数えると発明歴は56年。環境活動歴47年。

環境活動から商品開発へ

開発者の木村正宏こと「きむちん」の目的は、水汚染防止。大好きな食べ物は、魚!

最後の清流と呼ばれる四万十川の支流で、魚をつかまえて遊んだ子ども時代、そしてクライマーとしてヒマラヤにて日本人初登頂2回公式記録あり。

常に自然と密接な生活を続けるうち、山から川へ、海へ と流れていく「水」が人々の暮らしや経済活動で汚染されている現実を目の当たりにし、18歳から環境運動を本格的に始めるようになりました。

特に、心を痛めていたのが、家庭から流れる排水。工場排水は規制が厳しくなる一方で、なおざりにされていた問題です。「排水パイプは小さな海。わが家の排水がきれいになれば、海も変わる。」という想いのもと、洗濯用洗剤「海へ・・・」の研究が始まりました。

海洋タンカーの事故処理研究から生まれた基剤との出会い

人肌に含まれる油分は、つや・はり・みずみずしさを与えてくれる大切な成分です。襟についたら「汚れ」って呼ばれて可哀想ですよね?排水で一番問題となるのが、水に溶けない「油汚れ」。微生物にも分解できず、汚染の原因となっています。

「微生物に負担をかけずに、働きを終えた油たちを分解する洗剤をつくれないだろうか 」と模索していたとき出会ったのが、海洋タンカーの事故処理研究から生まれた油を分解する基剤でした。それは、海洋タンカー事故で流れる大量の油を分解して「水溶性」にするというもの。この基剤を洗浄剤のもとにすることで、生分解性100%の洗剤を開発することができました。

はじめはエコフリーマーケットから

1999 年春。 出来上がった「海へ・・・」を、きむちんは湯島聖堂のフリーマーケットで、切り株の上に並べて販売し始めました。口コミだけが頼りで、自分で洗剤をビンに詰め、売る毎日。



人から人へ繋がって、初年度で1 万本に達しました。会社設立3年目を前に手充填では睡眠時間もなくなり、ついに機械充填室を設けることになりました。

すすぎ1回からすすぎ0電気0洗浄へ・・さらに次なる洗剤は

現在は、福岡市粕屋郡新宮町に本社・実証ラボ・配送センターを構え、洗剤 暮らし方の研究を継続中。フリマから広まった「海へ…」は、すすぎ1回型からゼロ濯ぎ®・電気0洗浄も可能な洗剤に進化し、全国約50万世帯でご愛用されるようになりました。

さらに『次なる洗剤』が目指すのは、世界中で暮らす“水の確保がままならず衛生状態が悪い地域”と“安定した電気の供給がない地域”の方々にも救いになるような「粉洗剤」。もちろん、環境性能はそのままに、土中水中の生物多様性を絶やさない洗剤です。

地域洗剤®で全国配送によるCO2排出を減らして地域の活性へ

2022年より本格的に 地域の環境活動家 づくりに向けて大きく舵を切りました。その地域特産の植物などを活かし【すすぎ0回でも使える柔軟仕上げ剤フリーの洗剤】製造を各所に伝えて行っています。循環する綺麗な水と生物の多様性が作る海・川・山の幸を、地域の手で守り、千年先の人にバトンを繋いでもらいたいのです。

日本に300人の環境活動家が生まれ、地域一番の洗剤製造の拠点が出来、水資源や炭素の浪費にピリオドが打たれ、地域の利潤と個人の利潤が合致した住み良い環境の地域ばかりになって来ることを目指して。

1958年
愛媛県宇和島市生まれ
1971年
中学時代に発明コンクール入選
1981年
東京農業大学卒業
その後、農業機械エンジニアとして作業用機械の開発6種
1988年
自然保護団体Nature Association主宰
1990~91年
インド・ヒマラヤのガンゴトリ峰及びムルキラ(要塞)峰日本人初登頂
1992~99年
環境コーディネーターとして、環境保全型村おこしの提案(四万十川源流の東津野村ほか)
2000年~
がんこ本舗に専念